子どもを取り巻く バラエティー豊かな「人」という環境
子どもとかかわる「人」というのは、子どもにとってとても大事な環境のひとつです。
子どもは「人」とのかかわりのなかで、言葉やコミュ ニケーションの方法、そして表現することを学び、また規範やルール といったものを学んで、次第に社会性を身につけていきます。
園での生活における「人」 環境とは、保育者、ほかの子ども、保護者、そして地域の人々などを指します。
これらの人々は、子どもの育 ちに大きな影響を与え得る存在です。
しかし、だからといってクオリ ティーの高い優秀な人々だけを子どもの周りにそろえれば、すばらし い子どもが育つというような簡単な公式はありません。
子どもを取り巻く「人」環境は、できるだけバラエティーに富んで いること。
そして子どもが自分の好みや必要に応じて、その環境=人 を選択できる、ということが最も大切なことだと思います。
参考文献:MIMAMORU見守る保育 藤森平司著