子どもたちは自ら環境に働きかけることによって、何かを感じたり 学んだりしながら、発達していきます。 

環境というのは、子どもを取り巻くすべてのものですが、保育において保育者が用意する環境とは、 「人」「物」「空間」を核にすえると、課題が明確になります。 

環境が、子どもに影響を与えるためには、まず「子どもが環境に働きかける」ことが必要です。

 それによって、環境と子どもが互いに影響を与えるという相互作用で子どもの発達は促されていくのです。 保育者は環境をデザインする人です。

指導計画は、単に行事の計画を立てたり、子どもに何を教えるか、ということを考えるだけでは、本当の指導計画とはいえません。

子どもが自ら働きかけたくなるような環境をどう構成したらよいかを考え、そのために、どんな物と、どのような場所が必要なのか、 どのような人が必要なのかを具体的に考えることなのです。 子どものための環境全体をデザインすることは、保育者の重要な役割なのです。

【保育者がデザインする環境のイメージ】