見守る保育とは?

養護と教育の一体化 

養護と教育の一体化 

養護とは、子どもの生命の保持および情緒の安定を図るために保育者が行うかかわりのことで、教育は、子どもがさまざまな体験を通して自ら成長していく発達の過程です。

 だとすれば、 3歳未満の子どもに対しては養護で、 3歳児以上が教育、あるいは、保育園は養護で 幼稚園が教育、というように、養護と教育は年齢で分けたり、並列に 区分したりできるものではありません。

 適切な養護を受けて生命が保持され、 情緒が安定してはじめて、 子どもは教育的な活動をするようになります。 つまり保育者は、子どもの情緒が安定するような集団をつくるべきであり、そのためには保育者同士もまた、安定した集団でなければなりません。

参考文献:MIMAMORU見守る保育 藤森平司著